アズイデ

一等青い価値

  この世のものは海陸問わず、「利用できるもの」と「利用できないもの」とに分かれている。   「まあ、僕の慧眼を持ってすれば大抵のものは扱えますが」 自負を口にすれば、向かいに座る彼がフヒヒッと奇妙な笑い声を漏らす。「流石アズール氏。拙者も…